2011年2月11日金曜日

反キリストの終わり ダニエル書 11:36-45

北の王エピファネスは偶像の神々をまつり、さらにそれよりも自分自身を大きく見せようと愚かな振る舞いをします。反キリスト者は傲慢の中に生きようとします。女性が好む偶像であるタンムス、男性の好むイシュタルなどの作られた神々、そのすべてにまさる為に宮殿を建てたりするのです。しかしそのようなものは海辺の砂の上に立つ城のようなもので、自ら高ぶる物は必ず崩れます。キリストのしっかりとした基盤がないものに永続性はないのです。そして、彼は自分に媚びるものには栄誉と富をあたえ自らの権威を保とうとします。その勢いはエジプトのみにとどまらず、アフリカにまで及び、そこにある宝物を奪い、国を荒らします。しかし、その中でも、エドム、モアブ、アモンとイスラエルの子孫はその手から逃れます。そして、やはりエピファネスも多くの反キリスト者と同様に滅びへと進んでいきます。

この世は常に、権力と富を求める、反キリスト者が存在します。世の中を混乱させ、清きものたちを撃ちます。しかし、主はその混乱の中でもしっかりと種をまいてくださいます。争いの中でキプロス島に残された、イスラエルの子孫、レビ族から、バルナバが起こされ、その働きがパウロを立て、全世界へ主の栄光が知らされたように、その業は大変奥深いものです。主の業は私たちの理解を超えたところで働き、必ず時にかなって実を結ぶのです。もし、私たちが反キリストの中にあったとしても、あきらめず信じて進むことによって新しき清きキリスト者を生み出すことが出来ます。ですから、常に信仰を語るべきなのです。伝え続けなければなりません。信仰が常に勝利すると主は御言葉で語りかけてくださいます。私たちがそれを次なるキリスト者に伝えていくことをイエス・キリストは望んでいるのです。今日も大いに主を信頼し語れますようにお祈りいたします。アーメン!(N)