2011年1月17日月曜日

砕かれ全能者の主権の前にひれ伏す王 ダニエル書 4:28-37

ネブカデネザル王はダニエルの夢の解き明かし、すなわち、大きな木は倒れ、人間の中から追い出され7年獣になるというという神のお告げを聞きました。しかし、王は一年もの間悔い改めることがありませんでした。それどころか、ある日、宮殿の屋上で「この大バビロンは私がなしとげたことだ」と口にました。自らの権力、栄光は神からのものだということを忘れ、自身を誇ってしまったのです。この世のものは、お金、時間、たまもの、権力など、全て神からの預かりものでありますから、その管理者としてしっかりと管理しなければ御心に背くこととなります。それを忘れ、また知らないまま神から離れているものはその全てをいずれは取り上げられてしまいます。私たちは神に生かされているということを決して忘れてはいけません。

結局ネブカデネザル王の上に7年もの間理性を取り去られ、野の獣と供に住むという夢が成就しました。しかし、神の砕きは永遠に続くものではなく、王が目を上げ天を見たときに理性を戻してくださいました。そして、神への感謝、主権は主のものであるという真理の悟りにたどりついたネブカデネザル王の上にはすべてのものが戻され、以前よりも大いなるものとして神に用いられました。全ての権力も栄光も一瞬にして取り去る神はまた全てを与えることも出来る神です。神を見上げ祈り、感謝するものには必ず報いてくださいます。もし、いま、神を信じているのにつらいところを通っている方がおられましたら、どうか、神、私たちのイエス・キリストを信頼し、いつか必ず報いてくださるという信念のもとに日々をすごしていただけたらと切に願います。明けない夜はありません。苦しみの後には必ず、必ず喜びを用意してくださる神だと信じます。もし、その苦難をのちに来る大きな輝きのための愛ゆえの砕きだと確信し、神への感謝を見出せればそこには勝利しかありません。大いなる神に感謝捧げましょう。(N)